一般的な目安としては、11月から雨季に入っているインドネシア。
気象の話は定型通りには行かないので、毎年タイミングのズレは必ず生じ、一カ月前後ほどは許容範囲内と言えますが。
何はともあれ、インドネシアではサーフィンのオフシーズンと呼ばれる雨季にケリー・スレーター「Kelly Slater」(50歳)がやって来たとか。
今回の動画は、ケリー・スレーターによるニャンニャンでのフリーサーフィン映像をお届けします。
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バリ島と言えば年中無休でどこかしらに行けばサーフできるだけの波がブレイクしていると言われます。
とは言っても、波が厳しい時は厳しいらしく、動画概要欄には「本日は波探しが困難を極めた」とのコメントを添え、今季の雨季に入ってから撮影されたストック動画を公開したとか。
その動画が、バリ島で最もスウェルへの反応が良いエリアであるブキット半島南部に位置するニャンニャンビーチで撮影されたケリーのフリーサーフィンだそうです。
雨季に撮影ということは、サーファーによって季節の移り変わりの解釈は多少なりとも異なるのですが、範囲として10月中旬以降だと見られます。
そんな雨季にケリーがインドネシアを訪れていたと言うのは、個人的には非常に驚きでした。
さて、動画のケリーはと言うと、今も変わらず魅力的なサーフスタイルで、特別なマニューバを入れるわけでなくとも、見ていて飽きない稀有なサーファーです。
個人的にはしなやかなスタイルのサーファーが好きなのですが、しなやかなスタイルのサーファーの場合、パワフルさに欠ける場合が多い気がします。
近年のCTサーファーで言えば、ブラジリアンのトーマス・エルメスなんかもしなやかでしたが、パワフルさが足りないせいかルーキーイヤーにリクオリファイを決めることができませんでした。
その一方、ケリーはしなやかさとパワフルさの両方を併せ持つ点が大きな魅力に映っているように感じます。
本当に信じられない50歳ですね。