Photo: WSL / TONY HEFF

過去何年にも渡って引退の噂が囁かれてきた11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーター「Kelly Slater」(51歳)。

にも関わらず、51歳の今もワールドツアーに参戦し続けています。

そんなケリーが、プロモーションの一環で受けた「Guardian Australia」のインタビューにて、引退の青写真を口にすることに。

今回の記事は、ケリー・スレーターが思い描くコンテストシーン引退へのベストケースシナリオに関するニュースをお届けします。


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Apple TV+で放送しているWSL(ワールドサーフリーグ)による「Make or Break」シーズン2のプロモーションのため、ガーディアン紙のインタビューを受けたケリー。

そのインタビューでケリーが口にしたのは「2024年パリ五輪に出場できれば、オリンピックで引退するつもり」とのこと。

実はケリー、東京五輪の時も同じことを口にしていたのですが、1ランク差でジョンジョン・フローレンスに敗れて出場権を得るに至りませんでした。

その後はCTを引退することないので、CTランクからのオリンピック出場を目指しているのは、誰もが何となく感じていた事でしょう。

ただ、ケリー本人の口からオリンピック出場を目標にしてると発せられると、やはりインパクトが異なります。

ケリーのインタビューは以下の通り。

本当にパリ五輪出場を願っているけど、もっと気合が入れる必要があるね。

出場権を得るプロセスが難しいんだけど、もしも出場できれば会場はタヒチで、僕のサーフィンにはドンピシャな波。

だから、出場さえ出来ればメダル獲得のチャンスは十分にあると思うけど、正直言って出場権獲得が一番の難題なんだよね。

子供の頃の目標はワールドツアーでイベント優勝を果たして、最終的にワールドチャンピオンになることだった。

それこそがサーフィン界における最高な未来予想図だったから。

でも、日本で初めてサーフィンがオリンピック競技になったから、新たな目標が生まれたって感じだね。

さて、オリンピック選考を考えると、ケリーが狙う王道は今年2023年のCTランクでアメリカ人の中でトップ2入りすること。

時期尚早ながら現状を確認すると以下の通り。

6位:グリフィン・コラピント
7位:ジョンジョン・フローレンス
8位:セス・モニーツ
11位:ナット・ヤング
16位:ケリー・スレーター/イアン・ジェンティル

現在のケリーはアメリカ勢では5番手と厳しいポジションにいます。

ただし、パリ五輪では特別ルールがあり、2022年と2024年のISAワールドサーフィンゲームで国別でトップに立てば、上限の2枠に1枠追加となる3枠目が与えられます。

すでに2022年ISAイベントは終わっていて、国別でメンズは日本、ウイメンズはアメリカが3枠目を獲得。

2024年のISAイベントでアメリカのメンズが3枠目を獲得すれば、その枠をケリーに与える可能性が高いと報じているメディアもあります。

ただし、2024年のISAイベントでは現在最強と思われるブラジルがフルメンバーで出場してくるはずなので簡単ではないでしょう。

果たして、ケリー劇場がどのような形で終焉を迎える事になるのか注目が集まります。

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参照記事「Surfing great Kelly Slater to retire after Paris Olympics in 2024

ケリー・スレーターの昨年までの過去記事

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