昨シーズンに念願であったワールドチャンピオンに輝いたブラジリアンのフィリペ・トレド「Filipe Toledo」(27歳)。
今季はオアフ島ノースショアのサンセットビーチで開催されたハーレープロサンセットで優勝を果たし、現在はCTランク2位と好調なポジションに付けています。
今回の動画は、フィリペ・トレドによる今季ハワイシーズンに撮影されたフリーサーフィン映像をお届けします。
スポンサーリンク
昨年ワールドタイトルを取ったものの、思ったよりも時間が掛かった印象の方が強いフィリペ。
尋常ではないエアリアルのメイク率により、年間で複数回のCTイベント優勝は当たり前というサーファーですから。
エアリアルに加え、2017年にはビッグウォールのJベイイベントで優勝してレールゲームもトップレベルへと引き上げています。
ビッグバレルに弱いと言っても、ツアー全体で見ればパイプとチョープーの2イベントのみ。
となると、いつワールドタイトルを獲得してもおかしくなかったのですが、調子良くツアー前半戦を終えると、なぜか後半戦のヨーロピアンレグで早期敗退を繰り返す印象がありました。
後に本人がひどいうつ病だったと告白しているので、精神面の浮き沈みが激しかったのでしょう。
そんな中でようやくトップの座を獲得したと言う事で、これからのさらなる活躍が楽しみなサーファーと言えます。
さて、フィリペにとって当面の目標は、まずは今季のCTランクからパリ五輪出場権を得る事でしょう。
2019年はCTランク4位でありながら、国別の上限枠のために東京五輪には出場できなかったわけですから。
ちなみに、ブラジルは選手の層が厚すぎ、現在フィリペに次ぐ2番手のランクはCTランク3位のジョアン・チアンカ、そしてCTランク5位のカイオ・イベリ。
東京五輪に出場したガブリエルでもイタロでもない上、上記3名共にトップ5入りとハイレベル過ぎです。
話は飛び過ぎましたが、フィリペによる2023年のオアフ島ノースショアでのフリーサーフィンをチェックして見て下さい。