
次世代サーファーガールズの筆頭として知られるシエラ・カー「Sierra Kerr」(18歳)。
2023年にはワールドジュニアチャンピオンに輝き、ワールドツアー入りが期待されているほどの逸材です。
しかも、今季のCSには父親で元CTサーファーのジョシュ・カーと共に出場していました。
そんなシエラが、病魔と闘っているとSNSで告白することに。
今回の記事は、シエラ・カーがSNSで明かした体調面に関するアップデートのニュースをお届けします。
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日本で開催されたスタブハイでは優勝を果たしていたので、病気を患っているなど思いもしなかっただけにショッキングであった今回のシエラのSNS投稿。
実際のシエラによる投稿は以下となります。
ここ8カ月間は私にとって非常に困難な健康面の試練が続いていましたが、ようやく原因と今後の道筋が明らかになりました。
ワールドジュニア(2025年1月)後、重篤な症状でオーストラリアの病院に入院しました。
神経症状と消化器症状により、歩行や足を上げる事さえ困難になり、他にも数多くの症状が現れました。
当時はギランバレー症候群とウイルス後症候群と誤診されました。
でしたが、10月初旬の時点で神経系と消化器系に症状が現れるライム病と診断が下されました。
2~4月にかけては完全にサーフィンから離れていました。
サーフボードの上に立つ事すらできなかったので。
5月になって、ようやく再びサーフィンを再開するためのトレーニングをゆっくりと始めました。
完全にコントロールされた環境という事で、スタブハイには出場できました。
体はかなり弱っていたものの、何としてでもエアーをメイクしようと心に決めての参戦でした。
医師から頑張れと後押しされていた事もあり、CSイベントにも3戦出場したものの、体は極度に衰弱していました。
そしてUSオープン後、私の体は再び完全にシャットダウンし、全ての症状が再発しました。
その時に、さらなる助けを求める必要があると悟りました。
レッドブルの支援と推薦により、アメリカで医師と繋がり助けを得ることができました。
入院、救急外来受診、処置、検査を経て、ようやく納得のいく答えを見つけました。
今の状況で気になるのは、ほぼ正常だと感じられる日もあれば、そうではない日もある事です。
この点により、混乱したり困難だと感じています。
幸せで前向きな気持ち、やる気、そして愛と支援に囲まれることが、これまでの最良の治療法となっています。
現在は専門医のもとでリハビリを行い、軽いトレーニングと休息を組み合わせた生活を送っています。
日々体力が回復し、サーフィンやゴルフなど好きなことを適度に楽しめるようになりました。
この状況の中でも高校を卒業し、ドラムの練習まで始めました。
家族、友人、スポンサー、サーフィン・オーストラリア、WSLの皆様の温かい支援と寛容さに心から感謝しています。
気持ちは今まで以上にハングリーになっていて、すぐに本来の自分に戻れると確信しています。
今後数ヶ月の目標を掲げていて、目標達成まで努力を止めるつもりはありません。
今もなお、これまで以上にいくつかのワールドタイトル獲得を視野に入れています。
目標達成のためには、いくつかのハードルを飛び越える必要があるだけと考えています。
さて、本当に驚かされる事になった今回のシエラの告白。
今季CSイベントに出場し、なおかつ5月のスタブハイで優勝していたわけですから俄かに信じ難いのですが、紛れもない事実のようです。
ウイメンズシーンにおいては確実に次代を担う存在なので、万全の状態に回復して再びサーフシーンを盛り上げてくれることを期待したいところです。






