2月に開催されたナザレ(ポルトガル)でのWSL(ワールドサーフリーグ)によるビッグウェイブイベント。
WSLのビッグウェイブイベントは基本的にパドルインのみだったので、トウイン(ジェットスキーに牽引してもらって波に乗るスタイル)でのイベント開催は新たな時代の幕開けになったと言えます。
そんなナザレイベントで主役となったカイ・レニーとルーカス”チャンボ”チアンカをフィーチャーした動画をWSLがリリース。
今回の動画は、WSLによるナザレイベントでのカイ・レニーとルーカス・チアンカに密着した舞台裏映像をお届けします。
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つい先日、カイとチャンボをフィーチャーしたレッドブルの動画を紹介しましたが、今回はサーフィン以外の舞台裏もフィーチャーされていて興味深いです。
何が興味深いかと言うと、トウインでのビッグウェイブサーフィンではずば抜けたカイの考え方を知れるためです。
トウインサーフィンの歴史を振り返ると、レイアード・ハミルトンなどがパドルで乗れない波に乗ろうと仲間と始めたのがスタート。
レイアードは現在56歳なので、トウインサーフィンの歴史はかなり浅いと言えます。
ビッグウェイブシーンにおいてトウインは浸透しましたが、カリフォルニアでのサーフィン時のジェットスキー使用禁止、パドルインサーフィンへの回帰などにより、トウインは下火となることに。
再び注目されるようになったのは、ギネス世界記録をマークするほどビッグウェイブがブレイクするナザレでの使用によるためですね。
ただ、トウインサーフが以前と同じであれば、ナザレ以外で注目されることもないでしょう。
そこでカイは「トウインサーフが新しく生まれ変わった」と動画で口にしている通り、トウインサーフのメリットを生かした新たなアプローチにトライしているのです。
すでにカイがトウインのハイパフォーマンスを形成しているように思えますが、カイ本人は「まだまだ始まったばかり」とコメント。
カイ・レニーと言うカリスマウォーターマン、そしてチャンボなどといった若手チャージャーによりトウインサーフがどのような道を切り開いていくのか非常に楽しみです。