先日お届けしたロサンゼルス郡による独立記念日となる7月4日絡みの週末にビーチを再閉鎖するというニュース。
カリフォルニア州における新型コロナウイルスの新規感染者数が増加傾向にあるためであり、ロサンゼルス郡の動きに南カリフォルニアの他の群も追随することに。
さらには、カリフォルニア州知事からレストランなどの制限措置の再導入が発表されました。
今回の記事は、南カリフォルニアのビーチ再閉鎖や制限措置の再導入といったニュースをお届けします。
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一度緩和された制限措置が再導入されるということで、深刻度が増しているカリフォルニア州における新型コロナウイルス蔓延。
実際の感染状況ですが、6月30日に一日辺りの新規感染者数が9,740名という過去最多記録をマークし、右肩上がりで上昇中となっています。
カリフォルニア州の人口は4,000万人弱で、現在までの感染者数合計は24万人。
ヨーロッパで新型コロナが猛威を振るったイタリアを引き合いに出すと、イタリアの人口は6,000万人強で感染者数合計が24.1万人。
カリフォルニアはまだ第一波のピークすら迎えてなく、イタリアはすでに第一波のピークを超え新規感染者数は減少傾向なので、カリフォルニアはまだ先行き不透明であることが分かります。
そんなカリフォルニアであるため、感染防止策の根本である人の行き来を止めるべく、ロサンゼルス郡がビーチ再閉鎖を発表したのです。
ただし、ロサンゼルス郡のビーチが閉鎖すれば、近くの群へと移動すれば良いと考えるものが増えるため、ロサンゼルス郡の南北に接するベンチュラ郡とオレンジ郡も週末のみビーチを再閉鎖すると発表。
サンディエゴ郡については、オーシャンサイドの駐車場は閉鎖するものの、その他のビーチは新型コロナ対策を取ることを条件としてこれまで通りオープンだそうです。
ここまではカリフォルニア州の各郡の対策であり、ここからは州としての対策となります。
カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事が発表した制限措置は、カリフォルニア州の人口7割以上をカバーする19の群が対象とのこと。
レストラン、映画館、博物館など屋内施設は営業停止となり、屋外施設は営業が認められるそうです。
バーに関しては屋内であろうが屋外であろうが営業停止で、これらの制限措置は少なくとも3週間は継続するとのことです。
これほどまでに新型コロナが蔓延している理由の一つとしては、アメリカにおけるマスク着用率の低さが挙げられています。
ギャラップ社という調査会社のデータによると、公共の場において必ずマスクを着用するアメリカ人の割合は36%と公表しています。
アメリカでは新型コロナ流行初期までCDC(アメリカ疾病予防管理センター)がマスク着用に有効性は見られないとの見解を示していたので、習慣を変えることが難しいのかもしれません。
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参照記事「Cities race to close beaches for Fourth of July holiday as coronavirus surges」
参照記事「Gov. Newsom warns Californians to follow new health orders ahead of Fourth of July」