現在のウイメンズビッグウェイブサーファーとしてトップレベルに君臨するフランスのジャスティン・デュポン「Justine dupont」(30歳)。
パドルインとトウインの両方をこなすウイメンズとしては稀有な存在です。
そんなジャスティンが、1月8日に炸裂したポルトガルのナザレで間一髪のシチュエーションに追い込まれることに。
今回の記事は、ジャスティン・デュポンがSNS投稿したナザレでのサバイバルストーリーに関するニュースをお届けします。
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すでにお届けした通り、2022年1月8日に今シーズン最大サイズのスウェルがヒットしたポルトガルのナザレ。
もちろんセーフティチームが控えているのでリスクは最小限に抑えられているものの、それでも100%安全というわけではありません。
特に追い込まれるように崖へと流されていくと、ジェットスキーでの救助も難しくなるためです。
ここからはジャスティン本人がどのような状況に陥ったのか説明したSNS投稿をお届けします。
先日のスウェルは全てが上手く行ってたわ。
フレッド・デイヴィッドにトウインしてもらって何本も良い波に乗れたし、私のボードの調子も良かったし。
ルーカス・チアンカにも最高な波へとトウインしてもらったわ。
ルーカスはさらに大きな波にトウインしてくれたんだけど、ボトムに向かってダウンザラインしてからボトムターンを始めようとした時にレールが引っ掛かっちゃったの。
それで派手なワイプアウトをしちゃって、崖の正面っていう最悪な場所へと流されたわけ。
フレッドが何とか救助しようと試みてくれたけど、タイミング的に余裕がなく、波を避けようとジェットスキーで崖沿いを走ることに終始して。
その間も私も何本もセットを喰らい続け、ロス・クラーク・ジョーンズが追い込まれた岩場近くまで流されていった。
万事休すって状況直前で私を救ってくれたのはルーカスで、セルジオもルーカスの背後でバックアップしてくれて難を逃れたの。
ルーカスやライフガードの助けを借りてビーチへと生還してから、私はみんなに向かって「私は大丈夫」って意味で大きく手を振ったわ。
体はヘトヘトになったけど意識がはっきりしてたのは、これまでのトレーニングの賜物。
夜になって実際の写真を見せてもらい、身の危険を顧みずに私を救助しようと動いてくれたみんなの様子を見て感謝の気持ちで一杯になった。
本当に怖かったけど、エクストリームスポーツをするって事で避けては通れない道なのよね。
上記コメント内にロス・クラーク・ジョーンズに関する言及がありますが、ロスの場合はジェットスキーでの救助が不可能となったので、自力で岩を上ってサバイブしました…。
これほどのリスクがありながらもチャージするという事は、それ相応のリワードがあるのは間違いない事でしょう。
常人には知り得ぬどのような世界を見ているのか興味深くもありますね。