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Photo by Beatriz Ryder/World Surf League

2026年4月26日(オーストラリア)、西オーストラリア州マーガレットリバーを舞台にしたCT(チャンピオンシップツアー)第2戦「Western Australia Margaret River Pro」が終了。

イベント最終日となった本日は、ウイメンズはレイキー・ピーターソン、メンズはジョージ・ピターの優勝で幕を閉じました。

今回の記事は、マーガレットリバープロ最終日のイベントレポート、ヒート結果、ハイライト動画、最新CTランキングと言ったイベント情報のニュースをお届けします。


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マーガレットリバープロ最終日のイベントレポート

ウイメンズ

優勝したレイキーがセミファイナルで対戦したのは、現在ではホームが同じソイヤー・リンドブラッド。

クオーターファイナルではガブリエラ・ブライアンを破ったりと好調なソイヤー。

なのですが、これまでのバンピーなコンディションから一変したクリーンコンディションでは、レイキーが進化したパフォーマンスを見せることに。

ファーストターンで見せるレールゲームはこれまで以上にレールを入れ続けるカーヴィングにより、大きく見栄えが変わっていました。

おそらくウイメンズでこれだけレールを長く入れるカーヴィングを見せるサーファーはいないと思うので、20代がメインのウイメンズCTサーファーの中で、31歳のレイキーが進化を見せたのは正直驚きでした。

ファイナルではルアナ・シルヴァとのマッチアップ。

ヒートは二人揃ってミディアムスコアしか出せず、どちらに転んでもおかしくないシチュエーションでヒート終盤まで進むことに。

ヒート残り6分台になると、ルアナが待ち望んでいたセットをキャッチし、6.83をマークする事で状況を打破してリードを奪いました。

レイキーが逆転に必要なスコアは6.01と高くはないものの、同ヒートではマックスで5ポイント台しかレイキーはスコアしていないので、同ヒートにおいてベストパフォーマンスが求められる展開に。

そしてヒート残り3分というタイミングで波に乗ると、ファーストターンでスピードに乗ったパワフルなスナップをメイクし、この時点で逆転に必要なスコアが出るなと誰もが納得のパフォーマンスを見せ、6.40を叩き出して逆転優勝を決めました。

優勝したレイキーのコメントは以下の通り。

本当に信じられないよ。

今週、なんだか自然とすべてが上手く行ったの。

海が味方してくれると本当に素晴らしいし、みんなそうだけど私も一生懸命努力してて、それが実を結ぶと本当に嬉しいわ。

この仕事を本当に長く続けてきて、自分に対して「まだやれるんだ」と証明できるのは最高。

若い選手たちについてはいろいろ言われているし、彼女たちは素晴らしいし、私をすごく刺激してくれるけど、私はまだここにいる。

マーガレットリバーと言う場が大好きだし、本当に美しく素晴らしい場所だし、みんな良い人だらけ。

毎回、応援に駆けつけてくれるから、ここで2度も優勝できたなんて夢のようだわ。

10歳の頃に誰かに「こんな未来が待ってる」って告げられても、絶対に信じられなかったでしょうね。

夢を持っている若い女の子や男の子たちへ、決して諦めないで。

一生懸命努力し続ければ、人生には思いがけないことが起こりえるものだから。

今日のコンディションはハードだったけど、ラインナップは美しく良い波もブレイクするけど、ショルダーの張ってる波を見つけるのは難しかった。

でも、だからこそやるしかなく、そういった瞬間がコンテストではあるの。

ルアナがスコアをマークするだろうって事は分かっていたし、5分を切った時点で逆転しなければならないシチュエーションなのも分かってた。

すべての栄光を神に捧げます。

本当に素晴らしかったのは、神様はちょうどいいタイミングで、ちょうどいい波を私に送ってくれたこと。

ルアナにも心から感謝したい。

私たちはいつも一緒にトレーニングしていて、彼女はこの一年だけで3回もファイナルに進出してるの。

さっき彼女に「あなたの優勝の瞬間がもうすぐ来るよ」って言ったばかりなんだ。

彼女のサーフィンは本当に安定していて、人柄も最高。

今回の彼女のパフォーマンスには本当に、本当に感動させられたわ。

ヒート結果

メンズ

優勝したジョージがセミファイナルで対戦したのはイタロ・フェレイラ。

イタロのパフォーマンスもいつも通りに凄かったのですが、今イベントでは凄みが増してきているジョージ。

ジョージの何が凄いかと言うと、大したことのないセクションをまるでビッグセクションかのように見せてしまう爆発力あるパフォーマンスが炸裂。

ワールドチャンプになるようなサーファーが得意とすることで、いつでも波にさえ乗れれば逆転できるので平均的な勝率が高くなります。

そんな領域にジョージが踏み入れたのか、もしくは今日のコンディションがドンピシャでハマっているのか分かりませんが、凄みのあるライディングはインパクトが強烈でした。

ファイナルは3×ワールドチャンピオンのガブリエル・メディナとのマッチアップ。

個人的にはいくらジョージが勢いに乗ってるとは言え、ガブリエルが相手となれば厳しいかもしれないと思っていました。

なのですが、ガブリエルの歯車が狂うことに。

その事態が発生したのはヒート前半のことで、ガブリエルがプライオリティを持ってるシチュエーションで波に乗ろうとしたように見えたものの乗れず。

その結果として、プライオリティがジョージへと移ることに。

ガブリエルは両手を上げてアピールしていたので、波に乗るつもりはなかったという事ですが、ちょっと無理があるなと言った印象を受けました。

それから程なくして、良さそうなセットが入りプライオリティを持つジョージが乗り、9.00ポイントをマークすることに。

一つのちょっとしたミスから全てのリズムが崩れていくことは、不思議なのですがよく発生しますね。

ガブリエルは終盤で逆転に必要なスコアは8.35と十分に可能なようにも思えましたが、一度崩れたリズムは回復することなくジョージのCTイベント初優勝が決定となりました。

ちなみに、今イベントでジョージはフィリペ、ヤゴ、イタロ、ガブリエルと4名のブラジリアンのワールドチャンプを撃破と快進撃となりました。

優勝したジョージのコメントは以下の通り。

この前の朝、「Walking on a Dream」を聴いてて、今週は正直言ってまさにあの歌詞のような気分だったし、信じられない気持ちでいっぱい。

対戦相手やこのイベントの組み合わせを見れば、どのヒートも勝てるわけがないって感じだった。

でも、ヒートに出場する度に波が味方してくれて、終了直前で波を掴めたヒートが3回も連続したり本当にクレイジーだった。

去年はここでミッドシーズンカットに引っ掛かったんだ。

ファイナル直前、去年ツアー落ちした時に座っていた場所に座ってみたんだけど、今の気分とはなんて違うんだろうって思ったよ。

そしてファイナルでは子供の頃から憧れていて、僕にとっては巨人と言えるほど大きな存在であるクレイジーなコンペティターのガブリエル(メディナ)と対戦することになった。

ガブリエルとファイナルで対戦し、セットを2本キャッチして優勝できたなんて言葉が見つからないよ。

でも、ここにいるみんなの前でそれを成し遂げられたこと、西オーストラリアのみんなが、僕がここに来るようになってからずっと本当に良くしてくれたし、本当に特別な場所なんだ。

今、体が震えているよ。

あの舞台に立つなんて、まさに夢が叶ったんだ。

この旗を手にしているなんて信じられない。

「勝てるという信念」を持っていなければならなかったんだね。

もう、自分の事をランキングを埋めるただの数字の一つだなんて思えない。

CTにいたいし、コンペティターでありたいし。頂点に立ちたい。

アンザックのような、みんなにとって特別な週末に、この旗を掲げたいんだ。

ここに来て、昨日の朝トランペットの音を聞いた時は、鳥肌が立ったよ。

昨日のクオーターの結果を見てたんだけど、ブラジル人ばかりの中に僕が一人だけだった。

その時、絶対にやらなきゃって思ったんだ。

CTイベントで優勝することは本当に難しいから、まさか自分がやってのけたなんて信じられないよ。

ヒート結果

マーガレットリバープロのイベントハイライト動画

最新CTランキング

ウイメンズ

メンズ

まとめ

次なるCTイベントはゴールドコーストへと移動してのCT第3戦でありオージーレグ最終戦となる「Bonsoy Gold Coast Pro」。

同イベントのホールディングピリオドは5月1~11日の設定となります。

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公式サイト「WSL

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