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今季WOTW(Wave of the Winter)1月編の読者投票の対象となるトップ5ライドにノミネートされていた松岡慧斗「Keito Matsuoka」(27歳)。

ついに読者投票の結果が発表され、ジェイミー・オブライエンやネイザン・フローレンスなど錚々たるメンバーを相手に、松岡のライディングがトップに輝きました。

今回の記事は、WOTW1月編を制した松岡慧斗のインタビュー内容などをお届けします。


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ウインターシーズンのハワイで開催されるWOTW。11~2月の4か月のみを対象としたイベントなので、毎シーズン、月間トップとなるチャンスはわずか4回のみ。

そんな数少ないチャンスを掴んだのが松岡。昨シーズンの2017年2月部門では河村海沙がトップに立ったのは記憶に新しく、2シーズン連続での日本人サーファーの活躍は嬉しいニュースですね。

12歳で初めてノースショアを訪れた松岡は、ここ10年ほどはチーズバーガー(メイソン・ホーの盟友で知られるケオニ・ノザキ)のもとに滞在し、メイソンなどとも行動を共にしているとのこと。

ハーレーライダーであった10代の頃は、ノースショアレジェンドであるカヘア・ハーツのもと、様々なラインナップの読み方、ボクシング、ヨガなどのトレーニングを受けてきたと言います。

「昔は調子に乗ったキッズだったよ(笑)。今じゃお互い大人になって、謙虚になったけど。1月編で受賞したんだから、家賃を値上げしようかな」とは、仲間の功績を称えるチーズバーガーらしいジョーク交じりのコメント。

松岡本人のコメントは、サーフラインが受賞した際に乗った波に関して一般的な質問を投げかけたそうですが、英語が苦手な松岡からは単語単語の返答となったので、サーフラインが何とか文章に繋ぎ合わせたのが以下とのこと。

あの波が僕の方に入ってきて、ちょっとエアドロップ気味のテイクオフから乗って、レールをセットしたんだ。乗ってから、もう少しディープに行けるだろうと思い少しストールした。

バレルに入ってからは少し何も見えなくなった。バレルがしっかり開いていることは分かってたけど、スピッツが思いっきり吹いてたからね。

運が良かったから為せたこと。あの波をメイクできてストークしてるよ

ジャッジのショーン・ブライリーは「シュートアウトとWOTWがクールな点を今回の受賞が示してるね。無名のサーファーがチャージして、一躍スターになるんだから」。

WOTWは月間のトップを決める一方、最終的にはシーズンを通してのトップライディングを決める流れとなっています。

現時点において、11月と12月の読者投票を制したのはブレット・バーリーで、素晴らしいライディングでしたが、スウェルに関しては今回よりも見劣りします。

ですので、今回の受賞ライドで松岡がWOTW勝者となる可能性もあり得ます。昨年はコア・ロスマン、それ以前にはジェイミー・オブライエンやケリー・スレーターが受賞している名誉ある称号。

松岡が日本人サーファーとして初めてWOTWの称号を手に入れる事になるのか、楽しみでしょうがないですね。

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参照記事:「Keito Matsuoka Wins January O'Neill Wave of the Winter

今季WOTWの過去記事