ハワイがサーフシーズン入りしたという事で、今季もスタートとなったイベント「WOTW(Wave of the Winter)」。
シーズン中のオアフ島ノースショアにて、一本のベストライディングを決めるというイベントです。
オアフ島ノースショア全域が対象エリアとなっているものの、基本的にメインステージとなるのはパイプライン、バックドア、オフザウォールで、ベストライディング=ベストバレルといった感じが定番。
今回の記事は、11月1日からWOTW期間に突入したということで、今季2019/2020年シーズンの新設部門などに関するニュースをお届けします。
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今シーズンで10年目を迎えることになったWOTW。2014年にケリー・スレーター、2015年にジェイミー・オブライエンといったパイプマスターも受賞しています。
2017年にはコア・ロスマン、2018年にはネイザン・フローレンスと受賞者が若手ローカルへと世代交代しているのも興味深いです。
そして昨シーズンの2018/2019年WOTWを制したのは記憶に新しい方も多いと思いますが、日本の松岡慧斗。
まさか日本人サーファーがヘビーローカルを退いて受賞するとは思いもしなかったので鳥肌が立ちましたし、世界のサーフシーンにおける日本人サーファーの活躍としては、現時点までにおいて最大の偉業だと思います。
そんな過去の受賞者リストは以下の通り。
そんなWOTWですが、これまでにベストライドを決める以外にも様々な部門があり、昨年に至ってはエリア分けしたアメリカ本土などリージョナル部門も設けられていたのですが、今シーズンは少し縮小した模様。
その代わりというべきか、男女平等の動きに配慮したのか初となるウイメンズ部門が追加となりました。
今シーズンのWOTWのメイン部門以外となるスペシャルアワードは以下の通り。
・Women's Wave of the Winter Award
ブレイクスルーパフォーマンス部門はこれまで同様で、19歳以下の若手を対象にシーズンを通してベストパフォーマンスを見せたサーファーが受賞する部門です。
これまでに、バロン・マミヤ、セス・モニーツ、ジャック・ロビンソンが受賞しています。
新設となったのはウイメンズ部門で、シーズンを通してベストパフォーマンスを見せた女性サーファーを選ぶ部門です。
ウイメンズサーファーのレベルはCTサーファーが基本的に高く、CTサーファーはオアフ島ノースショアでのコンテストがないので、シーズン中のノースショアにメンズのように張りつくというイメージはありません。
となると、ココ・ホーといったノースショアローカルのウイメンズに有利なような印象を受けます。
さて、今シーズンのルールで個人的に気になったのは、パイプマスターズやボルコムパイププロといったWSLイベント中のライディングはエントリー不可と言う点。
私の記憶違いかもしれませんが、これまではオッケーだった気がするのですが…。
何にせよ、11月からスタートし、2月末までが対象期間となるWOTW。月間ベストを決める一般オンライン投票などもあるので、随時情報をお届けしていきます。
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公式サイト「Wave of the Winter」