表面の素材が柔らかいことから、体に接触しても安全ということでビギナー向けのサーフスクールなどで使われる事が多かったソフトトップボード(日本ではスポンジボードと呼ばれる事もあります)。
そんなソフトトップシーンには数々のブランドが参入したこともあってか、テクノロジーの発展を競うかのようにソフトトップの特徴と相反するパフォーマンス性能を追求する動きも出てきました。
今回の動画は、ソフトトップのパイオニアであるキャッチサーフのボードに乗るマウイ島のクレイ・マルゾによるフリーサーフィン映像をお届けします。
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安全安心という事でソフトトップボードは最高に思えますが、柔らかいという事は加重時の反応が悪くなります。
当然ながら、硬いものの方が反発力があるので、ソフトトップはあくまでも遊びで、シリアスな時は通常のボード使用がプロサーファーでも基本と言えます。
なのですが、そんなソフトトップでパフォーマンス性能を追求したりと、ないものねだりかのような動きがあるのは興味深いです。
そんな進化を続けるソフトトップに、ハイパフォーマンスサーフィンを得意とするクレイ・マルゾが乗ると言う面白い今回の動画。
実際の結果としては、反発力が弱いと言うことでスピードを出しずらいのか、エアリアルに関しては迫力が欠けてしまいます。
この点は、世界トップのエアリアルサーファーと呼ばれるチッパ・ウィルソンがソフトトップに乗っても同様だったので、言ってみれば想定の範囲内。
ただ、エアー以外のパントであれば、クレイのシグネチャームーブであるブローテールなどは普通にメイクしているので、ソフトトップのポテンシャルの高さを感じてしまいます。
ソフトトップのポテンシャルなのか、単純にクレイが凄すぎるのかは判断が付きませんが…。
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