CT(チャンピオンシップツアー)サーファーとしては唯一の日本代表の五十嵐カノア「Kanoa Igarashi」(23歳)。
すでにCT歴5年目で、今季のツアー初戦となったパイプマスターズはガブリエル・メディナに敗退の5位となっています。
今回の動画は、五十嵐カノアによるポルトガルでの最新フリーサーフィン映像をお届けします。
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直近となる2019年には自身最高位となるCTランク6位でフィニッシュしたカノア。
ターンが詰まりやすいクリティカルセクションでも高々とスプレーを上げるカノアのシグネチャームーブと言えるターンを身に付けた点が大きいと思います。
このターンがあればCTサーファーとして長期在籍し、ベテランCTサーファーになることも容易に想像できますし。
ですが、カノアの目標はコンテストシーンの頂点であるワールドチャンピオン。
一昔前であれば、ターンを制するサーファーがワールドタイトルを獲得していましたが、今ではエアリアルもスキルとしてはマストな時代。
ターンを武器にワールドタイトルを獲得したサーファーの最後は、ミック・ファニングとジョエル・パーキンソンでしょう。
二人は若手時代はめちゃくちゃエアリアルをしてましたが、ツアー時代の後期はCTイベントでエアリアルをすることはほぼ無くなりました。
その点についてミックは「エアーで勝負して比較されたら厳しいから、ターン勝負にしたんだ」と敢えてエアリアルを避けていたと認めていました。
現在はパイプラインでビッグバレルをメイク後に、エアリバースのフルローテーションをガブリエルやイタロなど当たり前のようにメイクしてくるので、高確率でフルローションをメイクできるスキルが必要でしょう。
スマートなカノアは間違いなく自分が補うべきスキルを分かっていると思うので、今後のさらなるレベルアップを楽しみにしたいところです。