Photo: WSL

2019年5月25日(インドネシア)、バリ島クラマスをメイン会場とするCT(チャンピオンシップツアー)第3戦が終了。

メンズとウイメンズ共にイベント名は「Corona Bali Protected(コロナ・バリ・プロテクテッド)」。

イベント最終日の本日は、メンズは五十嵐カノア、ウイメンズはステファニー・ギルモアの優勝で幕を閉じました。

今回の記事は、コロナバリのイベントレポート、動画、最新CTランキングなどといったイベント情報をお届けします。


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ウェイティングピリオド最終日にしてベストコンディションとなった本日、オンショアの影響を受けるまでは素晴らしいバレルライドが繰り広げられました。

Corona Bali Protected(ウイメンズ)

まずは1ヒートのみ残っていたウイメンズのクオーターファイナルのラストヒートからスタート。素晴らしいコンディションに恵まれたクオーターのヒート4はニッキ・ヴァン・ダイクとブロンテ・マコーレーが対戦。

ヒートは、ブロンテがリードをしていたものの、ニッキが残り1分を切ったところでウイメンズでは珍しいバレルをメイクして逆転劇を演じることに。この時点で、本日はバレル勝負になると感じさせられました。

セミファイナルに進むと、ベテラン勢が強くてサリー・フィッツギボンズとステファニー・ギルモアがラウンドアップ。

興味深かったのはサリーで、バレル狙いといった感じのアプローチで、しっかりとバレルに包まれてメイクしたライディングにはエクセレントレンジ(8~10ポイント)となる8.17がコールされました。

一方のステフはバレルも得意であるものの、特定のマニューバを狙うと言うよりも波に合わせた華麗なライディングが印象的でした。

サリーにステフという二人のベテランオージーサーファーのファイナルは、アクション系のライトになるとステフの強さが際立つ結果となりました。

おそらくターン勝負になるとサリーは分が悪いので、ファイナルもバレル狙いでしたが思い通りに事が運ばず。

一方のステフはターンもバレルもことごとくメイクしていき、残り3分台にはパーフェクト10をマーク。

このパーフェクト10は、メンズのヒートであってもパーフェクト10とコールされたであろうほど完璧なターンとバレルのライディングで、バレルをメイクした時は鳥肌ものでした。

今年で31歳となったステフですが、まだまだステフの時代は続くと印象付ける優勝だったと言えるのではないでしょうか。

本日の結果

Corona Bali Protected(メンズ)

クオーターファイナルからスタートしたメンズは、ヒート3のケリー・スレーターとフィリペ・トレドの対戦がスーパーヒートと呼ばれるマッチアップになることに。

同ヒートで興味深かったのはジャッジ基準。本日のようにバレルコンディションになると通常、バレル以外のマニューバで勝負してもハイスコアとはなりません。

つまりは、非常にケリーにとって有利だったのです。フィリペもジャッジ基準を意識したと思うのですが、ほとんど飛び系を使わずにバレル狙いとなり、ケリーに敗退と言う結果に。

結果論で言えば、その直後のヒートでは五十嵐カノアのターンにもそれなりのスコアが付いていたので、フィリペはいつものエアーを積極的に入れていたら、また異なる展開になったのではと感じました。

セミファイナルのマッチアップは、ヒート1がマイケル・ロドリゲスvsジェレミー・フローレス、ヒート2がケリー・スレーターvs五十嵐カノア。

ヒート1ではマイケルが序盤からリードするものの、チョープーイベントやパイプマスターズとヘビーバレルに強いジェレミーが、ヒート中盤辺りにエンジンが掛かってエクセレントレンジを2本揃える本日のトータルハイエストスコア16.43をマークしてファイナル進出を決定。

ヒート2のケリーとカノアのヒートは、ケリーはバレル、カノアはターンとそれぞれの得意なパフォーマンスでの勝負といったヒートでした。

意外だったのは、バレルありのコンディションにも関わらず、ターン勝負のカノアに7ポイント台がスコアされることに。もちろん、カノアは相当クリティカルなセクションを攻め続けました。

ただ、7ポイント台も出たのは予想外と言えます。当然ながら、エクセレントレンジとなるほどのハイスコアを与えなかったのは本日のコンディションを考慮してのことだと思います。

コメンテーターから度々「スマート」と言われるカノアだけに、相手の土俵に立つのではなく、勝つために自分を貫いた点はとても若手サーファーとは思えないほどスマートでした。

ファイナルは、ジェレミーとカノアというクイックシルバーライダー同士の戦い。セミファイナル辺りからオンショアの影響によりバレルになる波が少なくなることに。

となるとカノアにとっては有利で、ヒート前半でカノアはフローターを2回入れたターン系のライディングで、本日のシングルハイエストスコアとなる9.10をマーク。

一方のジェレミーはバレル狙いながらもハイスコアには繋がらず、カノアのライディングを見てターン勝負でもスコアが出ると判断したのか、ヒート中盤でバレル抜きのライディングで8.93をマーク。

その後のジェレミーは逆転を目指して追撃したものの、カノアもバックアップスコアを伸ばしたことから追いつくことができずにタイムアップ。

ジェレミーとしては得意のバレルでギャラリーを沸かせて優勝したかったと思いますが、勝ちにこだわり柔軟な対応を見せたカノアがCTイベント初優勝を飾りました。

カノアのCTイベント初優勝は本人のみならずファンも願っていたことなので、普段はクールなカノアが感情むき出しにして喜んでいる姿には胸を熱くさせられました。

本日の結果

ハイライト動画

最新CTランクのトップ10

CT第3戦となった今イベント結果を受けてのCTランキングは以下となりました。

メンズ


全ランキングはこちら

ツアー前半戦での優勝ということもあるのですが、五十嵐カノアがCTランク2位へとジャンプアップしたのは驚きと共に嬉しいニュースです。

個人的にはケリーがCTランク9位へと上昇し、アメリカ人サーファーの中で4位となったのが印象的です。

宮崎で今年開催となるISAイベントでケリーが来日する可能性が出てきましたね。理由については、下記リンク先の過去記事をチェックして下さい。

ウイメンズ


全ランキングはこちら

ウイメンズはステフがランキングトップに立つことに。本人は気付いてなく、インタビューで告げられると驚いていましたが、まだツアーも前半戦なのでそれほど無頓着の方が気楽で良いのかもしれません。

まとめ

次なるCTイベントは再びオーストラリアへと戻り、西オーストラリアのマーガレットリバーが舞台。

マーギーズプロのウェイティングピリオドは、5月29日~6月9日となっています。

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公式サイト(メンズ)「Corona Bali Protected

公式サイト(ウイメンズ)「Corona Bali Protected

公式サイト「Red Bull Airborne Bali

コロナバリの過去記事

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