フリーサーファーとしてはトップレベルだったものの、なかなかCT入りできなかったライアン・カリナン「Ryan Calinan」(28歳)。
ハイパフォーマンスサーフムービーのテイラー・スティール監督の跡を継いだカイ・ネヴィル監督作品の常連出演者だったので、その実力は幅広く知られていましたね。
今回の動画は、ライアン・カリナンによるホームであるニューカッスルで主に撮影された昨年のフリーサーフィン映像をお届けします。
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怪我に苦しめられたり、コンテストで実力を発揮できなかったりとなかなか芽が出なかったライアン。
そんなライアンが初めてCT入りを果たしたのは2016年のこと。
しかし、ルーキーイヤーはライアンの良さが全く出ずにCTランクは最下位に近い34位となってツアー落ちしました。
理由としては、ライアンの良さはダイナミックなパフォーマンスにありますが、当時の定説としてコンテストではワイプアウト率を低減するために力を抑えることにあり、そうなるとライアンの良さが消えました。
でしたが、2018年になるとジャッジ基準が一気に厳しくなり、無難なライディングをすると全くスコアが付かず、リスキーなマニューバが求められるようになりました。
となるとライアンのサーフィンにマッチし、ワイルドカード出場したフランスCTイベントでは伸び伸びとしたサーフィンで準優勝を果たすことに。
そして2019年にツアー返り咲きとなったライアンは、CTランク14位をマークしています。
そんなライアンによる今回の動画ですが、コロナ禍の昨年はワールドツアーキャンセルとなったので、長らく振りにホームであるニューカッスルでウインターシーズンを過ごすことに。
オーストラリアは出国制限も厳しかったので、ホームでのサーフィンを存分に楽しみ、その際に撮影されたフリーサーフィン動画とのことです。
ちなみに、ライアンのホームであるニューカッスルは、4月1日からウェイティングピリオドがスタートとなるニューカッスルカップの会場。
ローカルスターのライアンが、ホームを舞台にどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみにしたいところです。