過去10年ほど、テクニカルな面において世界トップのエアリアルサーファーと称されているチッパ・ウィルソン「Chippa Wilson」(32歳)。
コンテストシーンで活躍していたわけではないので、世界的に注目されるまでに時間は掛かりましたが、約10年前に注目されてからは今なお変わらず世界トップレベルのエアリアルサーファーとして君臨し続けているサーファーです。
今回の動画は、スタブハイでのチッパ・ウィルソンのエアリアルをフィーチャーした映像をお届けします。
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世界的に見れば、世界初となるエアリアルをメイクしているアルビー・レイヤーやマット・メオラを始め、数々のエアリアルサーファーがいます。
その中でも、テクニカルな面では秀でた存在して知られるのがチッパ。ちなみに、「チッパ」とはニックネームで、本名は「クリストファー」です。
さて、そんなチッパですが、個人的に凄いと思う点は派手さよりもテクニカルな面を重視しているところ。
どうゆう事からと言うと、例えばアルビーならばBSエアリバースのダブルスピン、マットならスピンドルフリップ720なんかを世界初メイクしています。
しかし、いずれのバリエーションも一度コツを掴めば自分のものにでき、いつでもメイクできるというわけではありません。
その時の風向きや波のパワーなど、さらには運などとあらゆる要素に左右されるので、2度目のメイクとなれば実現できない可能性が高いバリエーションも多いのが現実。
一方のチッパは、現在では最も力を入れているのがバリアル系で、メイク後にスイッチスタイルになっているやつです。
このバリアル系も難易度が高いのはもちろんのことですが、大きな違いとしては大抵のコンディションでメイクできちゃうのです。
だからこそ、ウェイブプールが舞台のスタブハイでもメイクしたりと、ギャラリーへといつでも披露できるバリエーションという点が大きく異なります。
おそらく、パフォーマーとしては考え抜いた上で取り入れたバリエーションだと思うので、その点にもチッパの凄みを感じずにはいられません。
今年はメルボルン(オーストラリア)でオープンしたばかりのアーバンサーフを舞台に3月に開催予定となっているスタブハイ。
どれほど進化したエアリアルを見せてくれるのか楽しみです。