今年2020年でCT(チャンピオンシップツアー)歴10年目となるオーストラリアのジュリアン・ウィルソン「Julian Wilson」(31歳)。
キャリアにおいて大怪我によるツアーの長期離脱などもなく、コンスタントにトップ10入りするトップサーファーですね。
過去最高位となったのは2018年のことで、CTランク2位でフィニッシュしています。
今回の動画は、WSL(ワールドサーフリーグ)がリリースしたジュリアン・ウィルソンのこれまでのCTイベントにおけるハイライト映像をお届けします。
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今ではハーレーライダーとして知られているものの、若い頃は意外なことにクイックシルバーライダーであったジュリアン。
ケリー・スレーターと当時の若手サーファーによるサーフトリップムービー「ヤングガンズ」シリーズには、デーン・レイノルズやジェレミー・フローレスなどと出演していました。
また、興味深いことにロングボーダーとしてサーフィンを始めたジュリアンは幼い頃はロングボードのコンテストに出場していたものの、後にショートボーダーに転身という経緯を辿っています。
そんなジュリアンのツアーにまつわるストーリーとしては、20代の頃はイケメンサーファーとしてめちゃくちゃ人気が高かった点。
そのため、サーフイベントの中で最もギャラリーが集まると言われているハンティントンビーチを会場としたUSオープンにはジュリアンのファンが殺到。
噂レベルですが、半分以上のギャラリーはサーファーではないジュリアンファンで、ジュリアンに会うためだけに来ていると言われていたほどです。
もう一つ、忘れられない伝説的なストーリーは、2015年のJベイ(南アフリカ)で開催されたCTイベントファイナルでのこと。
覚えている方も多いと思いますが、ミック・ファニングとジュリアンのファイナルで、ミックがシャークアタックに遭った時のことです。
事故発生時、ジュリアンは波に乗り終えた後でパドルバック中でした。つまり、ラインナップを見ていたので、ミックがサメに襲われた様子を目撃。
普通ならば恐怖心から体が固まったり逃げ出してもおかしくない状況ですが、ジュリアンはミックを助けようとパドルバックを続け、その時の行動が賞賛を浴びました。
世界トップレベルのサーファーであり、イケメンであり仲間思いのジュリアン。非の打ち所がないロールモデルですね。